春分の日は昔から「目覚めとバランスの時期」と考えられています。3月21日は、国連が定めた「人種差別廃止の日」でもあります。
春分の日には、世界中で昼と夜の長さが同じになります。この日、冬が春にバトンタッチすることで、新しい希望が生まれます。イギリスの古代ケルト族は春分の日に新しい季節の肥沃を祝いました。
復活祭はキリストの復活を祝うお祭りです。このお祭りは、春分の日のあとで、満月が起こってから最初の日曜日に祝われます。これはキリスト教のお祭りの中で、唯一、太陰暦に基づいたお祭りとなっています。初期のキリスト教徒は、古代ケルト族の「オースターラ(光の女神)」を祝うお祭りに復活祭を重ねたのです。復活祭で人々は卵を装飾しますが、この習慣も古代ケルト族のドルイド教が元になっています。卵は新しい始まりが孵化することを象徴します。
古代英国文化の権威であるグレニー・キンドレッドはこう語ります。「春分の日と秋分の日はエネルギーのバランスをとることと関係があります。つまり、私たちの内にある直感的な側面と、外向的な側面のバランスをとるということです。この日は、立ち止まり、英気を養うのに適しています。この日はまた、大地のエネルギーの助けを借りて夢を実現したり、平和のビジョンを実現するために行動を起こしたりする日でもあります」。
★人種差別の終わり
国連は3月21日を人種差別廃止の日と定めました。1960年のこの日、南アフリカで虐殺事件が起こりました。警察が平和デモを攻撃し、69人の人々が亡くなったのです。被害者たちの冥福を祈るために、この記念日が定められました。国連事務総長のコフィ・アナンは、こう語っています。「世界から人種差別をなくすために数多くの措置がとられたが、この記念日はそのことを祝うために設けられた。しかし、我々は依然として人種差別に関連した難問を抱えており、それらの問題を克服する責務を負っている。3月21日はそのことについて考慮する日でもある」。